もくれんさんに楽しんでいただけて良かったです。
私も行ってきました。自衛隊音楽まつり。
いつも思うのは、自衛隊のドリル演奏の質の高さ。
縦、横、斜め、後ろ・・・と目まぐるしく
隊形が変わっていくのですが、一糸乱れぬとはこのことです。
かざぐるまを描くようなカーブだって、ばっちり決まっています。
海上自衛隊はお決まりの錨マーク。
この状態で錨マークが一周ぐるりとまわるのです。
不規則な隊形なのに・・・この美しさったらありません。
けれど米軍の場合は、単純な隊形変化(というより移動?)のみ。
それも結構自由気ままな感じで、
最後には手拍子で盛り上げて「イエーイ!」
楽しんでナンボでしょ!感が伝わってきます。
さすが、戦場でダンスパーティをやって
アイスクリームを作っていた国です。
最初から最後まで集団として隊形の美を追求し、
それがもはや芸術の域にまで達している日本とは大違い。
・・・ううむ。
日本は今でも、70年前と変わっていないのかもしれません。
突出した機能がなくても、見栄えがどうであろうとも、
兵器を大量生産できるようにした合理化優先の米国。
世界中で唯一無二の突出した性能を持った兵器を生み出し、
究極の職人技でそこに「美」さえも見出した日本。
・・・国民性は、そう簡単には変わらないのかもしれません。
兵器とドリル演奏は違う、といわれてしまえば
その通りなのですが、何といえばいいでしょうか。
取り組み方の違い、と言ったらいいでしょうか。
何かを生み出そうとするとき、生真面目に、究極の芸術性を目指そうとする
日本人は、戦争向きではないことは確かです。
というような余計なことを、つい考えてしまいました